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全国臨床アナリスト会議は、臨床医学アナリストの情報交換と臨床医学アナリスト制度の普及をしています。
臨床医学アナリストが自由に討論できる場所ですが、外部の方のご意見も頂戴しています。批判ではなく建設的なご意見を頂けると有難く存じます。

臨床医学アナリストは、広義の臨床医学関係の分析評価をする専門職です。今までにない新たな学会資格としてスタートしました。


医療は、超高齢社会に向かって崩壊へと向かっています。先日、某医系大学が付属病院に対して職員の給与を3割カットすることを通達しました。このようなことはほんの一部のことで。これから20年間に始まる医療の崩壊は今のままでは防ぎようがありません。今何をすべきか、、三つの具体的なツールが必要と考えます。一つ目は、国民の保健管理、二つ目は、医療ツーリズム、三つ目に臨床医学アナリストだと考えます。

1 国民の保健管理
イ、(職場)現在は、職場においても健康診断等を実施していますが、これだけでは旧態依然です。月に1回1時間の社員に対する健康セミナーの実施、社員の生活習慣を管理、検査で異常値に近い状態が出た場合は、改善しなければ出勤停止。このくらいは行わなければ職場での健康管理はできないのです。
ロ、(地域)地域における健康管理は、プライバシーの保護の観点から難しいのですが、健康セミナーなら開催できます。市町村が主催したり、主催団体に助成金を出すことにより健康セミナーも普及して行くと思います。国民は、自分の健康に思いのほか真剣です。
ハ、(家庭)多くの家庭では、運動は苦手な人が多いようですが、セルフ保健として食事、サプリメントで実施していると考えられます。前述の地域における健康セミナーが行われれば家庭での保健管理も相乗効果で行われると考えます。

2 医療ツーリズム
医療観光と言いますが、我が国の医療技術を外国の方にも利用して頂くことです。これは、医療サービスの販売で利益を上げると同時に国際交流の大きなメリットがあります。「医師不足なのに」とのご意見もあると思いますが、国民の保健管理を徹底することにより医療機関の余剰が出てきます。そうしかねれば崩壊は免れません。

3 臨床医学アナリスト制度
アナリシス(分析)対象の臨床医学は、広義の臨床医学で、医療政策、医療経済、医療経営等の社会科学の分野も含む学際的、業際的分野です。「社会科学が含まれるのでは臨床ではないのでは」との疑問があると思いますが、患者にとって臨床現場が最重要な場所で大切なことです。従ってアナリシス(分析)を行う者は常に臨床を意識して分析しなければなりません。あえて「医療」ではなく「臨床医学」と銘打ったのです。もちろん、狭義の臨床医学も含みます。ここでの狭義の臨床医学とは臨床医学そのもので診断、検査、治療等の臨床の医行為を言いその範囲は膨大です。医療、医学の世界は専門性が進みすぎて「森を見て木を見ない」と言われます。この臨床医学アナリシスとは、森としての臨床医学を分析消評価して制度の是正、新たな制度つくりの提言を行って行きます。関連団体の日本臨床医学情報系連合学会は、やはり学際的な「臨床医学情報」の学術団体です。その臨床医学情報をアナリシスするのが臨床医学アナリストです。


Japan Clinical Medicine Analyst Conference
全国臨床医学アナリスト会議

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